メディアの情報を見極める。

最近、よく聞かれるのが低反発と高反発どちらがいいの?という質問。

 

これに関しては、答えは一人ひとりによって違うのでお答えするのが難しいです。

テレビ通販とかで低反発マットレスを宣伝されてるのを見て、すごく良いものと思われている方も少なからずいます。

もちろん商売なので自社の商品を悪く言う会社はないでしょう。ただメーカーの言うがままに販売してはいけませんし、また買い手のお客さまも慎重に選ばなくてはなりません。

本当にテレビの力は強いですね・・・例えば、横向き寝を推奨する番組があれば次の日は当店でも抱き枕が飛ぶように売れます。

でも、本当に皆がみんなそれでいいの?

答えはNGです。横向き寝の抱き枕という寝方はイビキの酷い方や睡眠時無呼吸症候群の方には良いかもしれません。ただ長時間の横向き寝になることにより、身体の歪みや肩や骨盤への圧力や血流も悪くなりがちです。ましてや抱き枕が寝返りの妨げとなり、片側中心に負担がかかります。(ただ抱き枕をすることによって横向き寝が少し楽になる点はあります)

番組放送後、当店ではどちらの悩みに重点をおかれているのかを確認した上で抱き枕を販売しました。メディアというのはメリットを伝え、デメリットは言わないのです。(もちろん、ちゃんと伝えてくれることもありますが)メディアとしては、当たり前なのかもしれませんが私たちは見逃しません。


低反発について


話が行ったり来たりしますが、低反発マットレスについてもう少しお話します。

当店では現在、低反発マットレスを販売しておりません。

冒頭では答えはないとお話しましたが、当店としてはマイナスな面が多いのでお薦めできないです。

体圧分散能力はありますが、寝姿勢的にはどうでしょうか?

下記で詳しく説明します。


左側が高反発 右側が低反発


上の画像でもわかるように、基本的な低反発というのは気温によって硬さが変わります。

つまり夏は柔らかいけど、冬は硬い。ということが起こります。私たち人間の身体は、夏であろうが冬であろうが正しい姿勢で寝ることが大切です。ましてや腰痛や肩こり、ヘルニアなどのお悩みを抱えてる方なら尚更です。さらに低反発はグニャ~っと沈み込みが大きく、重たいお尻を中心に沈みハンモックで寝ているような状態になってしまうのです。つまり、沈み込んでしまった身体が寝返りを打とうとすると、どうなりますか?

そうです。無理に寝返りを行うので、無駄な力を使い寝返りを打つのです。無意識に軽い力で寝返りが打てないため筋肉も脳も休まりにくいでしょう。もちろん、寝返り回数も減ります。そのため寝ている間、同じ箇所に圧力がかかりやすくなります。

 

当店だけでなく、低反発の販売をやめたお店さんは多くいらっしゃると思います。一時期の低反発ブームから一転、今では低反発が良いよ。なんていう専門店やメーカーは少数派となりました。かと言ってすべてを否定するわけでもないです。実際、低反発に変えて身体が楽になったという方も少なからずいます。ただマイナスな面(不安要素)が多いという事です。


それでは高反発ならいいのか


確かに当店では低反発より、高反発推しのお店なのかもしれません。ただ高反発と言っても、いろいろです。高反発だから、ぴったり身体に合うかというとそれは違います。それぞれ密度や硬さ・柔らかさ、形状、耐久性、すべて違うわけですから・・・人の身体も違うわけで、一人ひとりに合うものを選ばなければなりません。

もし高反発なら何でもいいと言うなら、こんな楽なことはありません。

このマットレスなら誰にでも合うというものは残念ながら、ないのです。

なのでお客様には、慎重に選んでいただきたいし、私たちも一人ひとりのお客様のマットレス選びを大切にしたいのです。何通りものパターンに対応できる「体感・ぴったり・いい眠り」をコンセプトとする体感型店舗でなければならないのです。

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